和食トリビア集


霜月(しもつき)

暦 11月

11月は霜の降りる頃であることから霜月といわれますが、雪待月や霜降月、神帰月(かみかえりづき:神無月に出雲に集まった神様が帰ってくる月であることから)、神楽月(かぐらづき:神楽の行なわれる月であることから)などの古称もあります。

暦の上では立冬を過ぎると冬の季節に入りますが、中旬から12月の初めにかけては、まるで春のような暖かな陽気になることがあり、この気候を小春日和といいます。小春は旧暦の10月を指す言葉でもあります。

二十四節気の小雪(しょうせつ)は、降ったりやんだりを繰り返す時雨(しぐれ)の時期です。本格的な雪には早いものの初雪の便りが届くようになり、日に日に日差しが弱く、日も短くなっていきます。(2013年掲載)